ちょっと気になる栄養のおはなし～「たんぱく質＜その２＞」

今日は栄養士の守川より、町中でちょっと気になる栄養のおはなしをしたいと思います！
スポーツクラブで特によく耳にする「タンパク質」の２回目です！

前回のおはなしでタンパク質が必要な事はお伝えしました。
ではどんな食べ物を食べるといいのでしょうか？

タンパク質は身体の中に入ると、分解されてアミノ酸になります。
そのアミノ酸がまた合成して各場所のタンパク質となるわけですが・・・

アミノ酸の種類には身体の中で作れるアミノ酸と、作れないので食べ物から摂取しなければいけないアミノ酸があります。
その、作れないアミノ酸の事を「必須アミノ酸」と言います。
サプリメント等でBCAA配合！とか、たまに聞きますよね！これも必須アミノ酸です。

アミノ酸が合成してタンパク質になる時、1種類でも足りないと他の種類がどんなに多くても、形成されないタンパク質があります。
そのため、なるべくバランス良くアミノ酸を摂取する必要があります。

「必須アミノ酸」がどれだけバランスよく含まれているかというのを数字であらわすのが
「アミノ酸スコア」です。

最高が100。100に近いほど良質なタンパク質と言えます。
ちなみに「アミノ酸スコア」の高い食べ物は、豚肉ロース、鶏卵、牛乳、大豆などです。

でも、必ずしも100に近い物を食べなければいけないという事ではありません。
100に満たなくても、複数摂取する事で100に近づいていきます。
例えば、鰹節100ｇには77.1ｇのタンパク質が含まれており（肉類は約20ｇ程度）、すごく多い！！！とは思いますが、鰹節を100ｇ食べる事は難しいですよね！

タンパク質の事だけを思ってたくさん食べると、脂質や他の栄養素が多くなりすぎてしまう場合もあります・・・
色んな事を言うと難しいですが、最終的にはバランス良く食べましょう！という言葉が一番分かりやすいと思います。

何かを強化しようと思って増やしたり、減らしたりすると、他の栄養素も同時に増えたり減ったりしてしまいます。
そんな時に補助的に使えるのがプロテインやコラーゲンドリンクなどのサプリメントです！
私も筋力を上げたい時などは、食事でなかなかタンパク質量を増やせないのでプロテインを飲んでいます。

プロテインは日本語でタンパク質の事。そのまんまですね！
あくまでも、栄養補助食品ですのでまずは食事が中心ですが、サプリメントも味方につけるとキレイな身体を作る手助けをしてくれます！

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おしらせ│2020.12.02